灼熱の海へ
プロ向けコラムホルコンと突確に関する断想(攻略の糸口)
続ければ勝てる
前回記事、心に響いたユーモア~ある日、突然、パチプロに・・・は肩の凝らないコラムのせいか当倶楽部の事務局にはいつになく沢山のご感想が寄せられました。日頃、拙文を熱心に読んで下さるリヴィエラ門下生(最強攻略法・海殺しX購入者)の皆様には頭が下がります。
時間の都合上、攻略ノウハウにかかわるご質問のメールとは違って、感想文までは必ずしも返信することができませんが、それを承知に上でお忙しい中、ご感想を送ってこられる門下生の方々に衷心よりお礼申し上げます。
海殺しXの購入後、いきなり連勝街道に乗れる人もいれば、慣れるまでに多少の時間を要する人もいます。
比率としては半々に近いと思いますが、前出のコラムの主人公、K.Hさん(兵庫県・男性)は購入直後、以前よりは遥かに勝ちやすくなったものの、トータル収支がなかなか思い通りにはならない葛藤に苦しまれていました。
最近は私どもに送られてくる質問も着眼点が鋭く素人離れしたものばかりです。攻略力は完全にプロの力量に達しています。
卒業
このようにして、一人また一人と元々はパチンコのど素人であった人たち(門下生の大半)がプロデビューを飾っていきます。
海殺しXの生みの親である私(佐々木)としては、これほど嬉しいことはありません。プロデビュー=卒業です。
私の友人には中学や高校の英語教師が多いのですが、彼らは卒業式の日に今年は泣くまいと思いながら結局は泣いてしまうそうです。
最初にその話を聞いた時は「たかが卒業式で大袈裟な」と思ったものでしたが、当倶楽部を立ち上げてから卒業式の日に教師が抱く気持ちというものが私にも少しはわかるようになりました。
同じ先生でも
私の本業(通訳・翻訳)では、クライアントから仕事を受注するたびに、「有難うございました」という言葉を私が言います。私が取引先からお礼を言われることは稀です。
尊敬する教師に万感の思いを込めて感謝の気持ちを述べる生徒のお礼とは意味合いが違うため、英語力や通訳力を褒められて泣くという行為は有り得ないわけです。
通訳にしても翻訳にしても、クライアントはスペシャリストを雇ったからにはフルに利用してやろうと私を使いまくります。
翻訳の仕事ではいろいろと細かい注文がつきますし、通訳の仕事では本来、通訳者の仕事ではない諸々の雑用までやらされます。
大手の通訳派遣会社は「通訳者には一切の雑用をさせてはならない」という文言を契約書に含めますが、フリーランサーはこんなきれいごとは言っていられません。
私の同業者も超一流の通訳者(同時通訳レベル)を除き、ほとんどの人が喜んで雑用を引き受けています。
クライアントは翻訳家や通訳者を酷使している後ろめたさから「先生」と呼ぶことで相手を立て、バランスをとっているわけです。学校の教師のように尊敬の念を込めて先生と呼んでいるわけではありません。
鬼教師
ところが、当倶楽部の顧客サポートを始めてから様相が一変しました。門下生と私は「師弟の関係」になり、全国に散在する門下生と連日のように質疑応答のメールを交わすようになりました。
まさかこのような分野で自分が教育者になるとは思ってもみませんでした。
そのために時には厳しいアドバイスを送ることもあります。
はからずも鬼教師になってしまったわけですが、生来、能天気な性格で少しちゃらんぽらんなところもある自分には似つかわしくないこの愛称を私は非常に気に入っています。
新攻略コラムの紹介
さて、今回の事務局便りでは、最強攻略法・海殺しXサロンにて発表した久々の長編攻略コラムを紹介致します。(下記参照)
1と2に分かれていますが、それぞれが別のテーマを持つものではなく、文字数オーバーとなったために後半を新記事として作らなければならなかっただけです。
Pスーパー海物語INジャパン2の攻略に挑まれる門下生の皆様は必ずお読み下さい。
鬼生徒との出逢い
実を申しますと、このコラムに登場するA.Nさん(大阪府・男性)が私を鬼教師と呼んだ人です。
A.Nさんの現在のパチンコ攻略力は完全にプロレベルに達しており、今では鬼の指導(?)も必要なしとなりましたが、A.Nさんも最初から実力があったわけではありません。
不思議なもので最初に苦労する人ほどよく稼ぐプロになれる傾向があります。海殺しXの購入直後から勝ちまくる人のパチンコ月収は10~20万円くらいであることが多いのですが、パチンコ月収が30万円以上で安定している門下生はむしろはじめは他の門下生の後塵を拝していた人ばかりです。
しかしながら、A.Nさんはどうしても超えられない壁に悩まれています。それはご本人が購入時に抱いた野望が3年経っても実現しないということです。
A.Nさんが3年前に最強攻略法・海殺しXを申し込まれた時、メッセージ欄に書かれていた言葉を以下に引用します。
はじめまして。私は大阪の府立高校で数学を教えている者です。子供の頃から何かを攻略するのが好きで、ジグゾーパズル、ねずみ算、プラモデルなどに親しんできました。21世紀に入ってからもっぱらパチンコが趣味となっていて、海物語が大好きです。好きではあるのですが、どんなに研究しても通算で勝つことができません。私の目標は仕事帰りにパチンコを打って一ヶ月に50万円確実に勝つことです。いろいろな攻略サイトを見てきましたが、ここは信頼できると思い、購入に踏み切ります。どうか私の目標達成のために力を貸してください。よろしくお願いします。
私を鬼教師と呼んだ人はご自分も教師でした。教師の方から教師と呼ばれるのは妙な気分です。
お申し込み時にこのようなメッセージをいただきますと強烈なプレッシャーに襲われます。購入者の全員がプロになれるわけではないからです。
私の予想通り、本気度100パーセントのA.Nさんは連日に渡っていろいろなご質問を私にぶつけてきました。
真剣なのは結構なことですが、私も本業を抱える身です。一人の顧客からあまりにも頻繁にメールをいただけば、本業にも支障が生じかねません。
私のことを鬼教師と呼んだA.Nさんには「鬼生徒」というニックネームをつけてやりました。
すると、A.Nさんからは「私は教師が本業なので副業(パチンコ)で生徒になるのは大歓迎」とユーモラスな返信がきました。私はこの先生はただ者ではないと思いました。
とにかく学ぶことに貪欲であり、目標の達成のためにはどんな苦労も平気という根性のすわった人なのです。
上達後の壁
A.Nさんは徐々に頭角を現し、海殺しX購入後、一ヶ月もしないうちにトータル収支が十分プラスになるようになりました。
転機
私は商売人気質ではないため、顧客に積極的に営業行為を仕掛けることはほとんどないのですが、いくら頑張っても他の門下生のように羽ばたくことのできないA.Nさんを不憫に思い、オプショナル商品のカシオペア攻略術を薦めてみました。
A.Nさんは「自分もそれを考えていた」と告白され、即座にカシオペア攻略術を申し込まれました。
それが転機となり、A.Nさんは今までの伸び悩みが嘘のように、みるみるうちに攻略力が上がり、パチンコ月収が25万円前後に飛躍しました。
再び伸び悩む
しかし、そこから一年近く足踏み状態が続き、「やはり、月50万は自分には無理かもしれない」と弱音を吐いてきました。
私は「まだまだ攻略に甘い部分がある。それを克服すれば50万円は決して夢ではないが、現状に甘んじている限り、25万円が貴方の実力ということになる」と久々に鬼教師の顔を見せてしまいました。
鬼特訓再開
それまでのA.Nさんはお座り一発の当たりにこだわるあまりリヴィエラ秘伝のウルトラ速攻法に頼りすぎていた嫌いがありました。
ウルトラ速攻法は一回の投資が500円から千円ですので、チャンスが巡ってきた時に3~4回、トライして1回でも成功すれば、理論上は負けることがありません。
確変が出せる台、あるいは、最初は単発で当たっても、粘り打ちしていればいずれは多連荘する台を見抜く目を養い、そのような台をウルトラ速攻法で当てるのがトッププロの技術なのです。
A.Nさんからのメール攻撃(?)もいくらか緩くなってきて、他の門下生の指導にももう少し時間が割けそうになりました。
このペースをキープしなければならなかった私ですが、熱血教師(?)の悪い癖が出て、A.Nさんに「こういう打ち方は賢くない」とか「この場合はその台を先に当たらせてからこっちの台で爆発を狙うべきだ」というような細かい口出しをしてしまったために、その理由やその手法を徹底的に説明する必要に迫られ、知らぬまにメールによる鬼特訓が再開されてしまいました。
パワーアップ
すでにA.Nさんの実力は(甘いところはあっても)パチンコ月収が最悪でも20万円、最高で30万円のレベルにはなっていましたので、何を教えても吸収するのが早く、さすが数学教師と思わせる頭の切れでさらにパワーアップしてパチンコ月収が一気に40万円を超えました。
しかし、50万円近くになった月もあるとはいえ、目標の50万円突破はいまだに果たせていません。
新戦法 by 新攻略ノウハウ
そんなA.Nさんから届いたゴールデンウィークの爆発報告が先に紹介した二つのコラムです。かなり細かい部分まで手の内を明かされています。
それに私が補足の解説を付け加えました。攻略における立ち回りの教科書となることでしょう。
ミドル機攻略の合間にひと仕事を終わらせた甘デジ版ウルトラ速攻法の使い方は見事なものでした。
そして何よりもバラエティーコーナー攻略を併用したスーパー海物語INジャパン2の攻略は似たようなホールで戦いに挑まれる他の門下生に希望を与えるものとなるでしょう。
新攻略ノウハウを駆使した新戦法が誕生しました。
アレンジ能力
学んだ攻略知識を縦横無尽に組み合わせ、置かれたの状況に相応しい戦術を採択する実力がA.Nさんにはあります。
ヤマハの音楽教室に通っていましたが、中級以上になりますと、楽譜に忠実に演奏するだけでは上位のグレード(ヤマハが定めた演奏技術の等級、14級から始まり、5級で講師資格)に合格できません。
どうしても独自のアレンジが必要となります。メロディーを微妙に変えたり、伴奏方法に趣向を凝らすなどの技術が問われるのですが、私はこのアレンジが苦手でした。
楽譜さえあれば、大抵の曲は弾けたのですが、はじめて先生から「これにアレンジを加えて演奏しなさい」と言われた時は困惑したものです。
自分もそれだけのレベルに到達したのだという嬉しさも少しはありましたが、今まで楽譜に忠実に演奏することだけを考えていた私にはショッキングな出来事でした。
アレンジができなければ、ここから先には進めないという恐怖感が全身を支配しました。
現在の私もエレクトーンのアレンジは決して得意とは言えませんが、当時の私は具体的に何をどう変えたらよいのかということさえもわかっていなかったのです。ヤマハの音楽教室(グループレッスン)では優等生であっただけに、子供ながらもプライドが傷つきました。
幸いにして、先生がアレンジを考えてくれたお陰で試験には受かったのですが、私のわがままで先生を残業させてしまい、普段は優しい先生が明らかに不機嫌になったことを覚えています。
最強攻略法・海殺しXもアレンジを加えた時に一層光り輝きます。基礎は私が徹底的に教えますが、アレンジは各自がセンスを磨く必要があります。(ご安心下さい。エレクトーンのアレンジほど専門性の強いものではありません。誰だってできるようになります)
好奇心が攻略力を上げる
今回、紹介させていただいた攻略コラムに見るA.Nさんのアレンジ方法は示唆に富んだものです。元々、A.Nさんのアレンジ能力はそれほど高くもありませんでした。
A.Nさんは当ブログの人気記事、聖夜の大爆発!【Pスーパー海物語IN沖縄2攻略】に登場する熟年門下生のホープ、Y.Iさんの攻略手法を真似しただけです。(ご自分でもそう告白されています)
しかし、要所要所にA.Nさんならではの新工夫を垣間見ることができます。これも立派なアレンジです。
アレンジと言えば難しそうに聞こえますが、アレンジとは工夫という意味です。
料理をする際に「レシピの本では、材料にピーマンとあるが、これを蓮根に代えてみても十分にいけそうだ」という直感が働いたので試してみるともっと美味しかった、というような経験が女性ならば一度や二度はあると思います。
これもアレンジの一種です。新レシピというものは幾多のアレンジから生まれるのです。
アレンジの原動力となるものは好奇心です。
今のA.Nさんに鬼特訓は不要です。私の持つ知識と技術をあますところなく伝えましたし、アレンジ能力も今では申し分なしです。
彼の未来と目標の達成はご本人の努力にかかっています。
リヴィエラ倶楽部
P.S. 海物語シリーズの攻略に血道を上げる方に以下のコラムをプレゼントします。
(当たりの前兆となる出目とそれが出現した後の具体的な打ち方を解説したものです)
<当倶楽部主席門下生の偉業>
美しい国、日本
この国に生まれてよかった・・・