フジテレビの番組制作会社から取材の申し込みが・・・
事務連絡
リヴィエラ門下生(最強攻略法・海殺しXの購入者)の皆様に報告事項があります。
奇遇
はじめに当倶楽部の事務局スタッフが「テレビの制作会社からコンタクトがあった」と事務局宛に送られてきたメールを私(佐々木)に転送してきました。
渾身の書下ろし、切なくも散った花~木村花の死を悼むの中で、私は一人の若い女性を死に追いやったテレビ番組「テラスハウス」の制作手法を糾弾しました。
このたび取材の申し込みをしてきたのは、なんと「テラスハウス」の制作を手掛けたE社でした。
ジャーナリスト魂
先方も取材をするからには私がどういう人物か知るために事前に多少のリサーチをしてくるはずです。私の執筆した過去の記事のタイトルには全て目を通し、気になるものは流し読みくらいはするでしょう。
元来、私は他人の批判をすることに消極的な性分ですが、番組出演者を死に追いやったとしか思えないE社には追及の手を緩めませんでした。
パチンコライターとは言えども、もの書きの端くれである以上、社会悪と闘うのがジャーナリスト魂であると信じています。
しかし、先方もその件には触れずに、いきなり用件から入ってきましたので、当方も何事もないかのように普通に話を進め、自然と意気投合した私たちは1時間以上にわたり、情熱のほとばしる言葉の数々を紡ぎながら実に楽しいひとときを分かち合うことができました。
感動実話
E社が興味を示したのは最強攻略法・海殺しXサロンから出した下記のコラムでした。
難病を患い、生死の狭間で苦しんでいた見も知らぬ少女の命を救うため、一千万円以上の大金を会社から拠出した青年実業家の武勇伝です
私に電話をかけてきたE社のY氏は礼儀正しい好人物でした。「罪を憎んで人を憎まず」ではありませんが、「会社を憎んで社員を憎まず」のスタンスで私は対応させていただきました。
E社は多数のテレビ番組の制作にかかわっていて、各番組の制作班に社員を派遣するのが主な業態となっています。
電話口から伝わってくるY氏の素晴らしい人間性に私は惚れ込みました。
Y氏は番組のネタ探しに「感動」、「実話」といったキーワードでインターネットを検索中、上記のコラムに出会ったと仰っていました。
一時間半の取材
私はY氏のインタビューに答える形でコラムには書かなかった詳細な部分を語りました。Y氏はこのエピソードの主人公である「常務」の男気と決断力に心の底から感動したそうです。
Y氏は担当者会議で通るかどうかは微妙なところであるが、全力でプッシュすると約束して下さいました。
雑談も含めれば電話取材は一時間半に及び、この時間の長さからもY氏の熱意が伝わってきます。
反対者も感動
しかし、前述の如く、翌々日に行われた担当者会議を経て、このエピソードはひとまず見送りという結果になってしまいました。
理由は主に二つあり、そのうちの一つはY氏が危惧していたように、今までに番組で紹介してきたエピソードと路線が違うということでした。
もう一つの理由はこのエピソードがかなり昔の話であることでした。「常務」には比較的容易にコンタクトが取れても、「常務」の英断で尊い命を保つことができた少女と娘を救うために奔走した父君の居場所や連絡先を短期間で突き止めることは困難であると判断されたようです。
その結果が「見送り」ということなのですが、Y氏の提案に同意しなかったスタッフもY氏が配布した私のコラムのコピーを読んで感動して下さったそうです。
マスコミの使命
私どもからすれば残念な結果にはなりましたが、私は自分が発表したコラムがマスコミに注目され、大きな波紋を投げかけることができたことに満足しています。
マスコミは社会の悪化を促進する「マスゴミ」に成り下がることもあれば、社会を良い方向に変えるとてつもない力を発揮することもあります。
平和の種子
「常務」のような超人的な行動はできなくても、「人を助けるために自分にもできるはあるはずだ」と大勢の人々がひと肌脱げば、小さな善意を他者に向けるチャリティーの連鎖が始まります。
リヴィエラ倶楽部