初当たりの平均出玉4000個+RUSH突入率50%(継続率92%)
パチンコメーカーのサミーが2023年6月上旬に画期的なスペックの新台をリリースすることになりました。その名は「甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~」。
パチンコファンの減少を招来した数年前のパチンコ規制はパチンコメーカーの開発努力を促しました。
各メーカーはホールに客を呼び戻すために、あらゆる知恵を振り絞り、次々と独創的な機種を生み出すに至りました。
そろそろアイデアも出尽くした感のある昨今ですが、甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~はパチンコファンの度肝を抜くスペックで早くも話題になっています。
スペック概要
最初に気になるスペックからご覧いただきましょう。
▼大当たり確率 通常時 約1/319.7 確変時 約1/3.36
▼RUSH継続率 約92%
▼大当たり出玉 1100個 or 330個
▼大当たり振り分け
・通常時(左打ち)
平均4000個+決戦チャンス(70%) or 1100個(30%)
・確変時(右打ち、ラッシュ中)
330個(3R 80%) or 1100個(10R 20%)
▼RUSH継続率 約92%
▼大当たり出玉 1100個 or 330個
▼大当たり振り分け
・通常時(左打ち)
平均4000個+決戦チャンス(70%) or 1100個(30%)
・確変時(右打ち、ラッシュ中)
330個(3R 80%) or 1100個(10R 20%)
Rushは50%未満
パチンコに詳しい方は上記の概要を一瞥されただけで「なるほど、こういう機種か」とそのゲーム性がすぐにおわかりになるでしょうが、日頃、確変ループタイプの機種しか打たれていない方々には多少の解説が必要と思われます。
上記スペックの「決戦チャンス」という項目にご注目いただきたいのですが、決戦チャンス(ラッシュ突入の可否を決めるプロセス)を迎えることができるのは初当たり全体の70パーセントです。
しかし、決戦チャンス付きの当たりを引けば、Vストック6個という特典が伴うところに甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~の最大のセールスポイントがあります。
Vストックで増量
Vストック6個によって、最初の当たり以降、6回の当たりが保証されます。たとえラッシュに入らなくても、7回の当たりが確定します。
Vストックの当たりによって得られる出玉は330個か1100個のいずれかですので、最悪でも初回の当たりで1100個獲得して、Vストックの当たりで330個×6=1980個の獲得が可能となり、トータルで1100個+1980=3080個となります。
最高のケースは初回の当たりを含めて全て1100個ということになりますので、トータルでは1100個×7=7700個の獲得出玉となります。
決戦チャンス
右打ち時における1100個の当たりは20パーセントにすぎませんので、さすがに7回連続で1100個の出玉が出てトータル7700個という結果を残すことは滅多にないでしょうが、嬉しいのはVストック6回の消化後に決戦チャンスが待ち受けていることです。
ちなみに、Vストック6個を消化した時点での平均獲得出玉は4000個とのことです。(メーカー発表)これが4,000連激バージョンという副題の由来でありましょう。
若者狙い
決戦チャンス付きの初当たりが全体の70パーセントを占めるという点がユーザーフレンドリーなスペックと言えます。
すでにスロットでは大人気の機種ですので、スロットを打ちにホールに入った若者たちがついでにパチンコにも立ち寄って、甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~を打つことをメーカー側は想定しているのかもしれません。
時間効率が魅力
スーパー海物語N沖縄5夜桜超旋風の攻略でも触れた通り、当代の若者は長時間、ホールに滞在することを好みません。少ない投資で当てて、短時間で大連荘させてからホールを出ることを望んでいます。(そう願っているだけであり、それを実現するための攻略ノウハウを有している人はほとんどいないが・・・)
サイクル状態の良い台であれば、30連荘、40連荘も十分に狙える機種です。爆発しても時間をそれほど浪費しません。(サイクル状態やサイクル変換の秘密に関しては、📖海殺しXのテキストブック参照)
よほど悪い台でない限り、3ラウンドの少量出玉を中心に次々と当たりが連続するわけですが、確変中のハマリというものが存在しませんので、大爆発しても時間はそれほどかかりません。
甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~は、若者に限らずお忙しい方には最適の機種と言えましょう。
短所
新機種の宣伝のために良い面ばかりを強調しましたが、全ての遊戯台が定められた規則に則って製造されている以上、どこかが異常に甘くなれば、別のどこかが異常に厳しくなります。
スペックをご覧になればおわかりのように、甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~は発生率30パーセントに振り分けられた単発当たりを引いた時は、ミドルにしては悲しすぎる1100個の出玉に甘んじなければなりません。
又、決戦チャンス付きの当たりを引いても、ラッシュに入らなかった時の平均出玉は4000個ですので、これは大海物語5の3連荘にも満たないということになります。
パチンコ常識
当倶楽部の今までのスペック研究から断言できることを以下に箇条書きします。
・2回以上続けて決戦チャンスなしの単発当たりを出した台は当分見込みなし。(将来、このような台が爆発することも珍しくないが、それはかなりのハマリを経た後のことが多く、どこまでハマるかわからないため、手を出さない方が無難)
・単発当たりではなくても、決戦チャンスに敗れ、ラッシュに突入しなかった当たりが2回以上続いた台も要注意。(必ずしもハマるとは限らないが、好調サイクル台が成功率50パーセントの抽選に2回以上続けて落ちることは滅多にない。故に、そのような台が好調台に化けるためにはサイクル変換が必要。打ち続けても変換するとは限らないため、深追いは厳禁)
・好調台でも単発当たりを出すことは決して稀な出来事ではない。しかし、このスペックで好調台が不覚にも単発当たりを出した場合は、早ければ30回転以内、遅くても300回転以内に再度の当たりが発生して、それは高確率でラッシュに突入する。(台のサイクル状態は良くても、再度の当たりが発生するまでの回転数はホルコンが数台を束ねて構成するグループ=ユニットの強さやグループ内の好調台の数に影響を受ける(ホルコンのグループ構成等は前出の「海殺しXのテキストブック」にて詳述))
・好調台でも決戦チャンスに敗れることはあるが、上記同様、ハマらずに再度の当たりが発生して、ラッシュに突入する可能性が極めて高い。しかし、好調台はVストック6個で平均の4000個を遥かに上回る出玉を獲得しやすいため、この段階で獲得出玉がかなりの量に達している場合は小休止に入りやすく、次の当たりが100回転未満で発生する「絶好調」の展開は単発当たりを出した後よりは頻度が落ち、100回転以上を要することが多い。(時には決戦付きの当たりでラッシュなし→単発→決戦付きの当たりでラッシュ突入というような複雑な展開を見せることも考えられるが、好調サイクル突入中の台は持ち玉プレーで事足りることが多い。但し、好調台でも最初の当たりが単発当たりですぐに再度の当たりが発生しなければ、持ち玉を使い果たした後、多少の追加投資も必要)
・好調台はラッシュ中に20パーセントに振り分けられた10ラウンド当たりが2倍以上の比率で発生しやすい。(好調台も大連荘、爆発する時は3ラウンド当たりが中心となるが、その代償として連荘がなかなか終わらない。あるいは、ほとんどが3ラウンド当たりで連荘が終了したとしても、少しもハマらずに再び当たり、今度は10ラウンド当たりの連発が待っている。逆に言えば、3ラウンド当たり中心の10連荘前後が終了した直後に再び当たってラッシュに入ったとしても、それがまた3ラウンド当たり中心の10連荘前後であれば、このスペックの場合、その台は「良い遊び台」の可能性が高く、好調台とは言い難い)
門下生の皆様へ
甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~は開店直後には打たない方が賢明です。この類の爆裂機は夕方以降に大爆発することが多いからです。
機が熟した時に(ホルコンが贔屓する強いグループが定まった頃に)そのグループ内にあって実力(台のサイクル状態)がありながら、多少の体力値(リヴィエラ用語)を備えた状態でまだ一度も当たっていない台、あるいは、何度か当たりはしたものの、費用対効果の観点で満足のいく展開になっておらず、爆発するのに十分な体力値を溜め込んだ台は海殺しXが教える適切なタイミングで打てば一撃大連荘します。
午後の早い時間で爆発を狙うのであれば、当然、カシオペア攻略術の出番となります。(カシオペア攻略術の攻略原理については、カシオペア攻略術FAQ参照)
リヴィエラ門下生(最強攻略法・海殺しXの購入者)の皆様には、上述の内容を頭に入れた上で、この機種の攻略に励んでいただきたく存じます。
テキストブックに記載されている海物語シリーズ特有の分析以外は汎用性がありますので、バリエーション豊富な攻略テクニックの数々を他機種の新台でも自由自在に操れるようにご自分の腕を鍛え上げて下さい。
攻略ポイント
ここまでお読みいただいた門下生の皆様のために、リヴィエラ流の攻略の糸口を授けたいと思います。
サイクル状態の良い台でも一気に大連荘することは滅多になく、ラッキーなケース(グループの稼働率が高い or グループ内の「つなぎ役の当たり」に助けられ、何度も初当たりが来る等)を除き、次の初当たりまで多少のハマリを余儀なくされる。
良好なサイクル状態が維持されていれば、再度の初当たりで躍進したり、再度の初当たりがぱっとしないパフォーマンスでも、三度目、四度目の初当たりが堪忍袋の緒が切れる前には来る。しかし、グループの稼働率が悪い時は回し過ぎてサイクル転落を招くことも少なくない。(良い台が死んでしまうパターン)
甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~の確変ワンセット(7回当たり)は下記のコラムで解説するヨーグルトの種になりやすい。
甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~は販売台数から見て、この機種だけで一つのシマを構成するホールは極めて少ないものと推定される。恐らくは多機種混在のシマに設置されるケースが大半を占めると思われる。
甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~を攻略しなくても、この機種を利用して他の機種を攻略するノウハウも生まれる。下記のコラムも参考になるに違いない。
●逆に他の機種を利用して甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~を攻略することも可能となる。ウルトラ速攻法は観察基準台(リヴィエラ用語)が海物語シリーズでなくてもよい。類似スペックの確変ループタイプのミドル機であれば条件を満たす。甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~の攻略でも積極的に活用すべし。
甘デジはミドルとは異なり、好調サイクル台が開店直後から当たり番(ホルコンが次に当たりを予定する台)に何度も選ばれ続け、独走する展開になりやすい。
しかし、獲得出玉が4000個を超えると良い台でもスローダウンして、しばらくの間は出たり飲まれたりを繰り返す遊び台のようなパフォーマンスに甘んじる時期が訪れる。
このような状態の甘デジ台が同グループに存在して、カシオペア攻略術が教える危険領域に入った時に甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~の好調サイクル台を打てば簡単に当たる可能性が極めて高い。
●昨今のトレンドであるミドル、ライトミドル、甘デジが混在するシマで甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~を打ったり、あるいは甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~と同じグループに属する他の機種を打ち、甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.と対決する時は下記の攻略コラムで解説する知識が必要となる。
但し、このコラムは上級者向けに執筆したため、少々難しい内容となっている。
要するに、同グループに甘デジの好調台がある時は甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~が好調台でも、甘デジの好調台に初当たりが3回程度発生した後に当たることが多いため、頻繁に休憩をとって、先に甘デジの好調台を何度も当たらせるテクニックが求められる。
●甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~の連荘中に危険領域を迎えた時にそこで連荘がストップするかどうかも重要なチェックポイントとなる。この類のスペックの場合、好調台は一回目や二回目の危険領域を難なく通り過ぎてくれることが多い。
しかし、遊び台やハマリ台に給料日として当たりが許された場合はここで高確率で連荘がストップする。危険領域で連荘が終了したからと言って必ずしもそこから深いハマリに入るとは限らないが、ハマるリスクが通常の3倍以上はある。
甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~の連荘終了後、100回転以内に全くスーパーリーチが発生しないとか逆に100回転以内に5回以上もスーパーリーチが発生したにもかかわらず当たりには至らないというような場合は、それまで良さそうに見えた台であっても急転落する恐れがある。深追いは厳禁。
甲鉄城のカバネリ~4,000連激ver.~に限らず、一般的にラッシュ機能の付いた高継続機の好調台は危険領域の当たりでマックスが出やすく、しかも、連荘が途絶えることなく次の危険領域まではスムーズに連荘が続きやすい性質を帯びている。
危険領域に入るたびにマックスが発生する台は20連荘以上した後に連荘が終了しても、それほどハマらずに再度の初当たりが発生して再び20連荘以上したり、連荘数は多くなくても、小刻みに(ほとんど玉を使わずに)好調な数珠連(3~4回の初当たり)が発生して、最終的には(ピーク時には)40連荘以上したのに等しい出玉を獲得できることが多い。
そのような台は迂闊に手放すべきではない。(但し、通常時に戻った後は頻繁に休ませ、グループ内の他の台を当たらせる努力が必要)
パチンコは大同小異
その問いに対する答えは至極単純です。パチンコというものは幾つかのパターンが存在するだけであり、どの機種も大同小異なのです。(例・スーパー海物語IN JAPAN2金富士バージョンのマリン、ワリン、ウリンによる三人合唱は大海物語シリーズのビッグバイブ付き魚群と同じ。演出が異なるだけ)
強打者は投手の癖を見抜いて、柔軟に戦術を変えます。同じカーブでも投手が違えば球速も変わります。当然ながら対カーブのバッティングにもバットを振るタイミング等に微妙な変化が生じます。この微調整がパチンコにも必要なのです。
海殺しXで読む
海殺しXは海物語シリーズ限定の攻略ノウハウではありませんので、他の機種を打つ時もスペックやゲーム性を加味した上で多少のアレンジを加えるだけで如何様にも対応可能なところに最大の醍醐味があります。
「こういう時はこうすればよい」、「今は打っても無駄だ。辛抱しよう」、「そろそろあの台が当たる。当たった瞬間に危険領域に入る。そこで打ち出しを再開すれば自分の台が当たるだろう」というような「読み」の能力が海殺しXによって否応なしに身につくからです。
万能のプロを目指せ
最初は海物語シリーズを攻略するのが購入動機であっても、その日のシマの状況、客付き等によっては、別のシマの他の機種を打つ方が賢明なケースもあります。
真のプロは一つの機種だけに執着せず、どの機種でも勝つことができます。
歌手の森 進一さんは「プロの歌手というものは、一つのジャンルの曲だけを歌っているだけじゃダメなんだ」と日頃から語っておられます。
ちなみに、当倶楽部の名称は森さんの名曲、『冬のリヴィエラ』に由来しています。
又、ミドル、ライトミドル、甘デジ、ST機などの種別を問わず、状況に応じて柔軟な姿勢で攻略するオールラウンドプレイヤーを目指して下さい。
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「ありがとう。でも、ペンより重いものを持ったことのない僕の肉体とあなたの頭脳を持った子供が生まれたら一大事です。この話はなかったことにして下さい」
異性の求愛を拒む時は何を言っても相手を傷つける。どうせ傷つけてしまうのであれば、せめて相手を笑わせたい。作家のユーモアは棘のある言葉ではあるが、男の優しさに溢れている。