
超スーパーリーチ
パチンコにはどの機種にも「当たって当然」と言えるほど信頼度、期待度の高いスーパーリーチがあります。大抵はなんらかの刺激的な演出を伴います。

ご丁寧にも「激アツ」と表示される機種もあります。この表示の有無はともかく、大半の機種には激アツ演出が搭載されています。
激アツ演出後の長いリーチアクションは儀式のようなものであり、一塁から二塁、二塁から三塁、三塁から本塁と走っているようなものです。
最高の演出とされる魚群もそれほど高信頼度ではありませんが、その代償として、普通のスーパーリーチやノーマルリーチで当たる可能性が他の機種よりも遥かに高めのスペックに仕上がっています。
とはいえ、単なる魚群ではなく、刺激的な演出(チャンス目の3回連続、ビッグバイブ等)が伴う魚群は他機種の激アツ演出に相当する超スーパーリーチです。(以下、普通は当たる激アツのスーパーリーチをこのように呼ぶことにします)
激アツで外れるとは!
このたびの攻略レッスンのテーマは超スーパーリーチで当たる台、外れる台のその後の動向です。
なお、はじめに断っておきますが、100パーセント当たるプレミアム演出のスーパーリーチは超スーパーリーチに含めません。(以下の説明における激アツの超スーパーリーチをプレミアム演出に置き換えないで下さい)
まずは当倶楽部に寄せられたリヴィエラ門下生(最強攻略法・海殺しX購入者)からの質問のメールを紹介致します。(お名前はイニシャル表記に変えています)
エヴァンゲリオンの悲劇
リヴィエラ倶楽部様お世話様です。佐世保のTです。購入以来、なんとか勝ち組への仲間入りができました。それには本当に感謝していますが、一ヶ月の収支が安定しないのが現在進行形の悩みです。調子の良い時はプロ並みの収入にもなりますが、調子が悪い時は月に5万円くらいしか勝てないこともあります。そういう月に限って、激アツのスーパーリーチで当たらないことが何回もあります。海殺しXのやり方を知ってからは、ちょっと打っただけで激アツリーチを見る頻度が異常に高まりました。然し、当たらないこともあるので戸惑っています。私は海殺しXで新世紀エヴァンゲリオン~シト新生という機種を打っています。自分の経験からこの機種の方が海よりも爆発しやすい気がするからです。・・・(中略)この機種は「次回」という予告が出ると当たる確率90パーセント近くのリーチに発展します。「次回」の後に続く言葉は「男の戦い」とか「奇跡の価値は」です。こういうのをあっさりはずしてしまう台というのは即やめした方がよいのでしょうか?粘っていると最終的には爆発することもあるので判断に迷います。・・・(後略)(長崎県 M.Tさん 男性)
状況の整理
超スーパーリーチを頻繁に体験できるようになったということは、ホルコンがアクティブ(=当選状態)にしているグループ(ユニット)を見抜く力はすでに一流ということです。
すぐに超スーパーリーチを出してそれで当たれば小額投資での当たりですので、連荘数を問わず勝ち逃げが可能です。超スーパーリーチで当たらないことが多いという弱点は台選びの能力を高めることで克服可能です。
超スーパーリーチを外すという現象は同グループの好調台にまだ新たな初当たりが許される段階で不調サイクル台を打っている時に最も多く発生します。
サイクル状態による差異

それで当たらなかった場合は、ほどなくしてグループ内の当たり番の台(ホルコンが次の当たりを予定している台)が普通は当たります。
●好調サイクル台・・・激アツで当たり、その後は多連荘もしくは爆発、好調な数珠連
●通常サイクル台・・・激アツで当たり、多連荘しない。あるいは、4~5連荘後に撃沈
●不調サイクル台・・・激アツを外す
不調サイクル台以外は超スーパーリーチで普通は当たります。

死に台は無視、遊び台は戻る
強いグループの台は頻繁に当たりますが、順調に出玉を伸ばし続けるのは好調サイクル台だけです。通常サイクル台は好調サイクルに変換されるまで長時間勝負厳禁です。(当たりを拾った後は勝ち逃げしか考えない)
熟練門下生の方は少しハードルを高めにしましょう。
強いグループでは、遊び台の役割を担う通常サイクル台の中から次期チャンピオンが誕生します。したがって、遊び台しか取れない時は、連荘終了後もしくは単発当たりの後に、一旦、台から離れて、中ハマリの期間を他人に打たせ、その人がその台を見捨てた後に、頃合いを見てその台に戻ることを視野に入れて攻略に励んで下さい。
レア演出が出た遊び台
いつまでも粘らずに早い段階で見切りをつけ、他の有望台に移動することを推奨します。
但し、強いグループの遊び台はグループ内の台の稼働率が高ければ、いずれはサイクル変換が見込めます。

当然ながら一時的に(当たりの発生が見込めない時、単発もしくは2~3連荘の当たりを出した直後など)手放しても、その後、グループ内から2~3台が当たった後に爆発する可能性を秘めていますので、戻る台の対象として常にマークしておきましょう。
強いグループだけを狙う
但し、将来性のある遊び台は強いグループの中にある遊び台に限られます。


特定の好調台だけに何度も初当たりが発生して、グループ内の他の台が滅多に当たらない弱いグループの台で打っても、よほどのことがない限り勝利は望み薄です。
故に、強いグループ以外で超スーパーリーチで当たっても、その後に快進撃が始まらない台は時間を置いて戻る対象にはなりません。
当たり番スキップ
既述の如く、超スーパーリーチで当たらない台は高確率で不調サイクル台です。
たとえ強いグループの中にあっても、その台が当たるためには気が遠くなるほど同グループの他の台が何度も初当たりする必要があります。
一般のパチンコファンは「このひどい台は何回転ハマれば当たるのか?」という視点で考えますが、正しくは「このひどい台が当たるためには、何回、当たり番をスキップされなければならないか?」という視点で考えなければなりません。
ホルコンマニアの愚行
昨今はホルコンに隠された秘密がもはや秘密とは言えぬほど一般のパチンコファンにも知れ渡っています。(とはいえ、知らない人の方が断然多いですが・・・)ホルコンの知識だけで勝とうとする浅はかな人々がどのホールにも存在します。
当倶楽部では彼らのことをホルコンマニアと呼んでいます。(ド素人とセミプロの中間に位置する実力です)
グループ内の好調台の最盛期に、しかも、その台の確変中にグループ内の他の台を打ちまくり、火に油を注いでいます。自ら応援団長を買って出て、好調台の限度を超えた爆発に貢献しています。
それ以外のタイミングではなかなか当たり番の移動がなく、次の当たりも約80パーセントの確率で確変中の台に持っていかれます。(但し、不調サイクル台が運良く確変連荘に入った時や通常サイクル台が分不相応の多連荘をしている時はその限りではない)
残りものに福
今までぱっとしなかった台が桧舞台にのぼるためには、何度も当たり番をスキップされる必要があるのです。
強いグループでは、「残りものには福がある」と覚えておいて下さい。
ミドルの場合、4台で1グループが構成されているホールであれば、死に台は8~16回連続で初当たりの当たり番抽選で除外される傾向があります。(8回スキップは良い方、16回スキップは最悪に近いケース)
強大なグループの例
言うまでもなく、初当たりとは確変中でも時短中でもない通常時の当たりのことです。
一つのグループの中にA、B、C、Dの4台があるとします。仮にA台とB台が好調サイクル、C台が通常サイクル、D台が不調サイクルの死に台として説明します。
グループ内に複数の好調サイクル台が入っているグループはグループ内の台の稼働率が高ければ高いほど、たちまち強大なグループになり、長時間にわたってシマ全体を制圧します。
具体的にはこのような展開を見せます。
(強いグループの当たり番移動の例)
A台が初当たりで8連荘
→その連荘中にB台が割り込みで初当たりをして4連荘
→A台、B台ともに静まり返った後にC台が初当たりで3連荘
→その連荘が終わった後にA台が2回目の初当たりで単発
→その時短中にB台が2回目の初当たりで5連荘
→その連荘が終わった後にA台が3回目の初当たりで6連荘
→その連荘中にB台が3回目の初当たりで3連荘
→その連荘が終わった後にハマっていたC台に2回目の初当たりが発生して2連荘
→C台の時短中にA台が割り込み、4回目の初当たりで7連荘
→その連荘中にB台が割り込み、4回目の初当たりで3連荘
→連荘終了直後に再びB台が当たり、5回目の初当たりで2連荘
→B台が200回転代後半でまたしても当たり、6回目の初当たりで単発
→再びハマっていたC台が3回目の初当たりで4連荘
→勢いの衰えたA台に5回目の初当たりが発生して単発
→その時短が終わってからC台に4回目の初当たりが発生して12連荘
→A台、B台ともに没落してハマリに入り、12連荘をしたC台が時短終了直後に5回目初当たりを出して3連荘
→その後、このグループからは全く当たりが出ない状況になるも、1時間以上経過した後、死に台のD台がついに当たって3連荘
→時短終了後に再びD台に2回目の初当たりが発生して9連荘・・・
考察
上記の状況を頭の中でシュミレーションしてみて下さい。前半で好調に出玉を増やしているのはA台とB台の2台だけです。C台は当たりはするものの、出玉の蓄積ができていません。

D台は何時間もの間、一回の当たりすら許されていません。女性に全く振り向かれない男性のようなものです。
上記は非常に強いグループの例です。最終的には全台が爆発に成功していますが、強いグループ以外の死に台はその日のうちにチャンスが回ってこないことの方が多いのです。(運良く当たっても、爆発することはほとんどない)
強いグループでありながら、上記の例では死に台のD台が当たるまでにA台が5回、B台が6回、C台が5回の初当たりを出しています。
つまり、初当たりの獲得競争でD台は16回も当たり番をスキップされまくったのです。
このような状況の中でD台はハマリの期間中に、最低でも一回は超スーパーリーチを外していると言えましょう。二回、三回と外している可能性すらあります。

結論
どの機種も激アツ演出は遊び台や死に台が好調台、爆発台に化ける瞬間やひと休みしていた好調台が復活する瞬間に出現しやすく、それ以外のパターンは、それで当たってもその後がぱっとしない展開となります。
もちろん、例外もあります。超スーパーリーチを外した台がその後、それほどハマらずに当たり、爆発することも稀にあります。
しかし、「例外」に期待して打ち続けることは基本的に自殺行為です。
いつも申し上げていることですが、パチンコの攻略とは高確率の法則に従って立ち回り、低確率で生じる例外ケースを無視することにほかなりません。
まとめ
最後に今回のレッスン内容をまとめてみます。
1.超スーパーリーチで当たり、気分爽快な出来事が多発する台は爆発する可能性大。連荘終了後、次の初当たりまで適度に休憩を挟む必要はあるが、二度目、三度目の初当たりが十分に見込めるため、迂闊に台を手放すべきではない。
2.強いグループの遊び台に超スーパーリーチが発生して当たった後に多連荘しなかった場合や数連荘程度で終わりその後にハマった場合は同グループから何台か当たりが発生した後にその台に戻ると爆発しやすい傾向がある。
3.超スーパーリーチで当たらない台を信用すべきではない。稀に発生する例外現象を除き、泥沼のハマリに陥りやすい。
あらゆる機種の攻略を
末筆となりますが、最強攻略法・海殺しXサロンから発表した【驚異の爆発力】PフィーバークイーンⅡの攻略のアクセスが爆発しています。
門下生の皆様からも多数の感想メールが寄せられました。「確かめてみたらその通りだった」、「薄々感じていたことは真実だったのか!」というような内容が多く、久々に大好評を博しています。誠に有難うございます。
海殺しXに精通されている方であれば、海物語シリーズのシマをひと目見た瞬間に客の配置が攻略に相応しくないことがわかる時もあるでしょう。
そのような時は、海物語にこだわらずに攻略に適したシマに移り、海殺しXで他機種の攻略に挑んで下さい。甘デジのシマが活況を呈しているホールであれば、ミドル専門の攻略家も時には甘デジを打ってみるという選択肢もあります。
リヴィエラ倶楽部
<当倶楽部主席門下生の偉業>
<推奨コラム>
<当倶楽部紹介>

海殺しXであらゆる機種を制覇せよ!
Pスーパー海物語INジャパン2、大海4攻略の秘伝公開へ(公式HP)
