個人差が生まれる要因
最強攻略法・海殺しXの購入者の実力には著しい個人差があります。最初から連勝街道を驀進する人もいれば、はじめのうちはなかなか思い通りの展開にならずに悩む人もいます。購入直後に勝ち組に入れない人の特徴として、ホールの観察が甘い、打っても当たらない時にしばらく休むという忍耐ができないといったなんらかの欠陥があるわけですが、中には研究心旺盛のため、当たりさえすればそれなりのリターンが見込めるハマリ台を延々と打ち続けるという暴挙に出て撃沈する人もいます。最強攻略法・海殺しXのテキストに記載されている爆発する潜在性の高い台や「体力値」の高い台に惚れ込みすぎるあまり、このような台をなかなか手放せないという人も少なくありません。
K.Aさんとの出逢い
今回、紹介させていただく千葉県のK.Aさん(以下、Aさん)も最初のうちは狙いを定めた台を徹底的に打つタイプの人であったようです。Aさんは申込時にまだ当倶楽部に全幅の信頼を置かれておらず、スペシャルパックの代金を振り込む前に幾つか質問がある、と仰いました。Aさんの偉いところは、ご自分のパチンコに対する考えを全て披瀝された上、丁重な自己紹介まで添えて質問を寄せてこられたことでした。私(佐々木)はAさんのような正々堂々とした人物が大好きです。
Aさんのご質問(というよりも購入前のためらい)は、ご自分が過去9か月間(そのうち実働日数約200日)、パチンコで被った約140万円の損害を最強攻略法・海殺しXで取り戻せるだろうかというものでした。私はこの成績にはそれほど驚きませんでした。攻略知識を持たない素人がこれだけ集中してパチンコを打てば、このくらいの負けにはなってしまいます。これがパチンコの怖さというものです。
納得のいかぬ過去の戦績
Aさんも9か月の間に何度も爆発を経験されたに違いありません。しかし、トータルでは負かされてしまう。これがパチンコの恐ろしさであり、このようにしてパチンコは哀れな人々を依存症(中毒)に追いやってしまうのです。爆発した時の快感が忘れられず、連日のようにホールに足を運び、知らぬまに大金が財布から逃げていってしまいます。途中で何度も爆発を経験しますので、気持ちの上ではそれほど負けている気がしません。
Aさんに対して、私は過去の出来事を詳しく訊いたわけではありませんが、恐らく爆発あり、大負けありの日々が続いていたものと拝察します。
Aさんのユニークなところは「あれだけの電気を使って一日遊ぶわけだから一日3000円の負けは勝ちに等しい負け(遊び代として納得できる)」であるという解釈でした。Aさんは60万円(3000円×200日)の損失は少しも惜しくないが、残りの80万円の損失に納得がいかないとのことでした。
半信半疑ながら海殺しXに賭ける
私はAさんのこの独特な価値観にパチプロとしての将来性を感じていました。
Aさんは自分が失った80万円が悔しく、自分ともあろう者がこのような結果を招いてしまったことが不思議でならないと嘆かれていました。Aさんは某有名企業において6年という長きにわたり、営業成績全国トップの座 に輝いていたそうです。そして、現在はご自分の会社を経営され、事業にも成功されているそうです。Aさんは「自分で言うのも変ですが、私は器用でカンも良い」 とも仰っていました。それなのに何故?
パチンコの実力は必ずしも世間における実力とは比例しません。もちろん、頭は良い方が有利ですが、学歴も不問ですし、男女差、年齢差も無関係です。しかし、そうはいっても、生き馬の目を抜くような熾烈な競争で知られる業界で常にトップセールスマンであり続けたAさんの矜持はご自分の戦績を素直に受け入れるわけにはいかなかったようです。Aさんから最強攻略法・海殺しXスペシャルパックのお申込みがあったのは2017年の6月10日のことでした。
そして、お申込後に前述のご質問をいただきました。私はパチンコ攻略法詐欺を働く悪徳企業のようにAさんを喜ばせる回答を送りませんでした。「ユーザーの中でも著しい個人差があるのでなんとも言えない」としか回答のしようがないわけです。当倶楽部は全ての人々に誠実であることを旨とします。商売のために嘘をつくという選択肢は存在しません。歯切れの悪い私の回答に Aさんが苛立ってお申込をキャンセルされても仕方がないとも思っていました。
Aさんはお申込みをされた時点で私どもを完全には信用されていませんでした。このことは後にAさん自身の口からこぼれました。察するに、難病を患っている人が西洋医学では認知されてない治療法に活路を見出す時にこのような心境になるのかもしれません。「本当に信じてもよいのだろうか」と。
不信感の解消
Aさんの不安は「機械を相手に勝負をして勝てるわけがない」というものでした。私は「必ず勝てる」という断言を避けながらも、Aさんからいただいたご質問の一つひとつに長文の回答を送りました。Aさんは会社経営者らしくシビアなところもあり、不誠実をなことを嫌うあまり常に断言を避ける私の回答の仕方を潔しとしなかったのでしょう。「頂いたメールを見ると言葉の中に逃げ道があるように感じます」と追及の手を緩めませんでした。それに対し、私も負けずに「言葉の中に逃げ道があるとのことですが、これはある意味で正しく、ある意味で間違っています」と真っ向から反論し、再び長文のメールを送りました。
「ある意味で正しい」というのは、私どもが販売している商品がこうすれば誰でも間違いなく勝てるという攻略法(そういう触れ込みの攻略法は全て詐欺!)でない以上、如何に勝てる可能性が高くてもそれを断言することは社会通念上許されぬため、たとえ逃げていると受け取られようが、それを逃げと解釈するか誠意の表れと解釈するかはその人次第である、ということを含意した表現でした。
「ある意味で間違っている」というのは、儀礼上、当方は控え目な言い方に徹しているが、内心では最強攻略法・海殺しXが極めて優秀な攻略ノウハウであると自負していることの婉曲表現でした。
このようなやりとりを通じて、我々の間には、徐々に不思議な友情のようなものが芽生え、Aさんも次第に当倶楽部に対する不信感を払拭されてゆきました。その後、Aさんからのご質問は技術的な内容にシフトしてゆきました。
海殺しX使用後
Aさんは最強攻略法・海殺しXの購入直後から勝ちまくっておられたわけではなく、Aさんの打ち方には幾つかの弱点が見受けられました。たとえば、15連荘に成功した後、その台で終日粘り、1000回オーバーのまま閉店を迎えてしまったりするなど、たびたびパチンコ初心者にありがちなミスも犯していました。しかし、勝てない日でも大負けすることはほとんどなくなり、収支は時間をかけながらも一歩一歩向上してゆきました。次第にAさんは、ずぶな素人の大勝ちが癪にさわるようになりました。そんな折、Aさんからこんなメールをいただきました。
・・・(前略)私が打ちに行く店はほ
ぼ同じ客が毎日来ています。
機械の観察もしかりですが、
客の事も見ています。
きっと今の私ほど機械の特性やホール
の事情を解ってる人はいないと
思えます。
頂いたテキストは何度も読み返した為、
すでに ボロボロです。
ある意味悔しい時があります。
例えば、私の隣で打っているオヤジ
が当たるとガッツポーズをします。
そう何も知らない人です。
色々な事を知っていても、そのオヤジ
より箱が少ない日が多々あります。
私の口ぐせは数字は嘘をつかない!
ですが、パチンコになおせば
収支は嘘をつかない!でしょうか。
理想を言えば行く度3万の利益が目標な
んですが、そうなりません。
大きく負ける事などは無いものの
なぜかモヤモヤします。
アドバイス願います!
私はこのメールを読んだ瞬間、やはり、この人はプロになれると確信しました。この負けじ魂、ボロボロになるまでテキストを読み返す執念は近い将来に必ず実を結ぶと思いました。このメールに対して私がAさんに送ったアドバイスは長くなりますので、ここでは割愛しますが、この頃からAさんのパチンコライフには劇的な変化が生じつつあったように思います。直後にこんなメールもいただきました。
プロ魂
・・・(前略)聞きたい真の事柄はなぜ
その素人の台に自分が座る事が出来なか
ったかと言う事です。シマに40台あるとすれば、ハマリ台8台、
取れる台8台、遊び台24台のハズです。
素人のバカ出しは無論理解してますが、
ほかの8台に座る事が出来なかった事を
悔やみますし その行動が素人なんです!
・・・(中略)
ただチャンスがあるその8台に座る事が
出来なかった事が 悔しく私自身素人に
毛が生えた程度なのです。
・・・(中略)
人に納得と説得をさせる技術について
は私はプロです。
相対して人と10分も話しをしてみれば、
その人が今何を考えいるのか手に取る様
に解ります。
今の私は色々な事を知っている侯爵
オヤジと変わりません!
銭金の問題じゃ無く
自分が携わった事に対しては私は
常にプロでいたいのです!
・・・(後略)
「自分が携わった事には常にプロでいたい」という最後の言葉に、私は息をのむような感動を覚えました。私自身も素人時代、パチンコに膨大な時間を費やし、人生の貴重な時間を浪費しました。ここまで来た以上、今までの無駄を無駄でなくするためには、もうプロになるしかないと心に決めたのです。趣味の音楽でもプロの領域を目指して修行に励んでいます。この私にAさんほどの根性があるかどうかと問われれば、答えに窮しますが、少なくとも自分が熱中したものは全てプロレベルを目指し、実際にそれを実現させてきたという過去があります。
Aさんにはもう一つ感心させられたことがあります。Aさんは最強攻略法・海殺しXのテキストをすでに丸暗記されているにもかかわらず、ホールに出撃する前は心を落ち着かせて車の中で再読されるそうです。このようにしてテキストがボロボロになってしまったのでしょうが、私がこの人は常人ではないと思ったのは、テキストを再読する理由でした。
Aさんはホールに向かう前に常に内なる恐怖心と対峙されているそうです。それは大負けすることではなく、何も知らずにデタラメに打っているだけの素人が大勝ちして、その横で今ではかなりの攻略知識を備えた自分が苦戦している状況になることが最大の恐怖であるとAさんは別のメールで語っていました。元来、パチンコは実力だけで勝負が決する競技ではなく、運が入り込む余地も十分にある競技です。もちろん、Aさんもこのことを承知の上で勝負されているわけですが、それでも素人に負けるのは悔しくてたまらないそうです。何も知らない人に鉄壁の攻略知識を備えた自分が負けることをプライドが許さないというわけです。
この矜持の高さも見上げたものですが、ホール入る前に恐怖を感じるという言葉を見て、私はあることをふと思い出しました。
常に慎重な心構えが必要
プロレスラーの長州力選手は大ベテランになってからも、リングに向かう時に恐怖心を抱くそうです。「リングに上がる時は今でも怖いですよ」という意外な言葉にテレビのインタビュアーも驚いた様子でしたが、長州選手は「本当ですよ。試合後にちゃんと自分の足で歩いて控室まで戻ることができるかなと不安になるんですよ。いざリングに上がれば、あっというまにそんな恐怖心はどっか行っちゃうけど、リングに上がるまではいつも怖いですよ」と答えていました。
入場シーンであれだけ自信満々に見える長州選手ですらこんな恐怖心があるということに私も驚いたわけですが、よくよく考えれば、自分もホールに入る前に似たような恐怖心を抱くことを認めないわけにはいきません。連日、ほとんど勝っていても、ホールに入る時だけは一瞬、「今日は負けてしまうかも」という弱気が起こるのです。
しかし、プロというものはこのくらい慎重でなければなりません。Aさんが勝ち始めるようになった頃、私は「勝って兜の緒を締めよ」 いうアドバイスを送らせていただきました。毎回のように勝てるようになると、もう負ける気がしなくなるものです。しかし、こういう時に限って、やたらと自信過剰になり、大勝負に出て大負けを喫することを過去に何度も経験している私はプロの先輩として、Aさんに檄を飛ばしたのです。勝負の世界に油断は禁物です。常に慎重を期す必要があります。
その後のAさんの軌跡
6月10日にお申し込みをされたAさんは7月5日を境に快進撃が始まりました。いただいたメールから抜粋します。
・・・(前略)私は毎回 500円単位で
収支をつけています。テキストはほぼ
丸暗記しています。
時々 台を休ませる事も出来る様になり、
7月5日ぐらいから理想的な行動が取れ
る様になりました。
今回、5日からの収支を見てもらい、
コメントが頂きたいです!
データーが少ないのでハッキリした事
は言えない かも?しれませんが、
私自身が今月5日から変わったように
思えるのです!
7月5日 プラス24500円
6日 プラス51000円
7日 打たず
8日 プラス7000円
9日 プラス44500円
10日 打たず
11日 プラス46000円
12日 マイナス58000円
13日 マイナス2500円
14日 プラス41500円
15日 プラス36500円
16日 プラス31000円
17日 プラス9500円
・・・(後略)
Aさんは謙遜されて、データが少ないのでなんともいえないというようなことを仰っていますが、これはどう見てもプロの芸です。
11戦 9勝2敗(勝率8割1分8厘)トータル収益+231,000円
非常に立派な成績です。12日の大敗だけが玉に瑕ですが、13日の負けは痛くも痒くもないレベルにとどめ、残りの日は全勝、しかも、その大半は十分に満足のゆく稼ぎになっています。私どもは最強攻略法・海殺しXの購入者に勝率8割を最初の目標に据えるよう提唱しています。これもクリアーしていますし、8日や17日は勝ち逃げに徹している印象があります。時には苦戦することもありますので、あまり粘りすぎますと、こういう時に限って痛い目に遭い、トータル収益は一気に減ってしまうのですが、Aさんはご自身が仰るように器用な方なのでしょう。
一か月弱の紆余曲折があったものの、誰にも負けない根性で最終的にこの成績を打ち出されたAさんに当倶楽部は心からの祝意を表します。
守・破・離
最強攻略法・海殺しXのテキストでも触れていますが、日本の武道や伝統芸能の世界に「守・破・離(しゅはり)」という言葉があります。茶道、華道のような芸術の世界でも、柔道、剣道、空手道など格闘技の世界でも、あるいは、〇〇道とは呼ばれない歌舞伎、謡曲、詩吟、舞踊など日本古来の芸能には、全てこの言葉が当てはまります。
まず初心者はその道の名人、達人に弟子入りし、入門後は師匠の言いつけをひたすら守らなければなりません。何事も基本が大切だからです。これが「守」の段階です。
しかし、基本をマスターして、ある程度のレベルに達すれば、今度は師匠にはない自分流のアレンジを加える必要があります。自分ならではのオリジナリティーは武道でいえば新技、芸術でいえば新流儀を意味します。今までは基本を守ること一辺倒だった自分が師匠を超えるためには、師の教えを部分的に破らなければなりません。いつまでも基本に忠実でいるだけならば、師匠のミニチュア版のレベルに甘んじるしかありません。師匠超えを果たすためには、様々な試行錯誤が必要となります。これが「破」の段階です。
そして、新研究の末にようやく自分のスタイルを確立して、師から離れ、独立する段階を「離」と呼びます。
Aさんは頭が下がるほど基本に忠実な人でした。しかし、トッププロ候補のAさんは近い将来に「破」の段階に移行しなければなりません。能力的にそれが十分に可能な人であると見ています。いつの日かAさんが最強攻略法・海殺しXを母体とする「新攻略体系」を構築されることを私は夢見ています。
今ではリヴィエラ門下生(購入者)もかなりの数にのぼります。
一か月に10万円、20万円程度の収益を得ている人は無数にいます。パチンコ月収が30万円に届く人となれば、その数はぐっと落ちるでしょうが、門下生の中ではそれほど珍しいとは思いません。しかし、大半の方々は技術的には「守」の段階にとどまっていて、師匠超えの確認のとれた購入者は数えるほどしかいません。T.K氏の不思議な攻略法でお馴染みのKさんは出藍の誉れ第一号ともいうべき方でした。
Aさんに祝福メッセージを送った後、Aさんからは「限りなく素人に近いセミプロです」という謙遜な言葉が返ってきました。私は「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という諺
を思い出しました。今後も紆余曲折はあるとは思います。しかし、Aさんならば時間はかかるでしょうが、師匠超えも決して不可能ではないでしょう。将棋の世界では、弟子が師匠との対局に勝つことを「恩返し」と呼びます。弟子に負けて喜ぶ師というのは奇妙なものですが、私にはこのことが痛いほどわかります。門下生の成長ほど嬉しいことはないからです。
を思い出しました。今後も紆余曲折はあるとは思います。しかし、Aさんならば時間はかかるでしょうが、師匠超えも決して不可能ではないでしょう。将棋の世界では、弟子が師匠との対局に勝つことを「恩返し」と呼びます。弟子に負けて喜ぶ師というのは奇妙なものですが、私にはこのことが痛いほどわかります。門下生の成長ほど嬉しいことはないからです。
下の花束(画像)、これは当倶楽部からAさんに贈るささやかなプレゼントです。
リヴィエラ倶楽部
【追記 2017.8.8】Aさんから再び戦績報告のメールをいただきました。その後、さらに19日戦い、ちょうど30戦になったところでのトータル収支が+463,500円とのことです。勝率は少し落ちていましたが、最も重要なことはどれだけ稼げるかということです。一か月でこれだけ稼げるのであれば、もはやセミプロではありませんね。今のAさんは「限りなくトッププロに近いプロ」と言えるでしょう。
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